第23章 挑発と過去
「ッ………」
「まぁ…お前んとこの黄瀬が邪魔したから
未遂に終わったけどな…
俺はな…あの女のもっと恐怖に打ちのめされて…
怯え切った顔が見たいんだよ…
…俺に服従したくなるくらい…
従順な玩具に調教しねえとな…」
「ッ…いい加減にしろッ…
水瀬の気持ちを考えた事あんのかッ…
お前みたいな奴にッ…」
俺はブチギレて花宮に殴りかかろうとすると花宮はそれをガードして
俺に蹴りを入れてきたが寸前のところで俺も腕でガードして距離をあける。
「フハッ…玩具の気持ちなんて知らねえよ。
…せいぜい俺に寝取られないように…
首輪でも着けとくんだな…
こんなもので終わったなんて思うなよ……
俺がお前らの仲も全部ぶち壊してやるよ。」
「ッ………!」
花宮は冷たい冷酷な表情を浮かべるとその場から去っていき、俺は水瀬の事が急に心配になり電話をかけた。
出ねえッ…!
俺は、水瀬の安否が気になりマンションへと走って戻っていく。
「ッ…なんで出ねえんだよ…」
俺はマンションに着くと部屋まで行きインターフォンを押すが誰も出てこずノックをしても何も応答がないため不安に駆られて焦っていた時、水瀬からの着信があった。
ーー笠松視点終了ーー