第22章 初デート (告白と波紋)
「……男を部屋に入れるってのは…
こういうこともあり得るってことを覚えておけ…」
「ぇ…でも…」
「でもじゃねえ……密室に2人っきりで…
俺だって…何するかわかんねえぞ……」
正直…我慢してんだよ……
俺だって男だ……
水瀬に触れたい気持ちが0と言ったら嘘になる…
「私は…ただ…話を…」
わかってる……水瀬は話をしたかっただけってことも…
でもよ…好きな女と密室に2人きりで平気な男いねえだろ…
「水瀬にとってはな……
まぁ…話せって言ったのも俺だし…
……不可抗力はわかってるけどよ…
……好きな女と密室に2人で…
正直…結構……今……我慢してる…」
俺は、少しは危機感を持ってくれたと思い水瀬から退くと優しく水瀬を起き上がらせた。
正直…このまま2人でいると…
何がきっかけで理性が切れるか…
わかんねえ…
「俺は…水瀬を大切にしてえから…
そ…そういうことはッ…
軽はずみな気持ちでしたくねえんだッ…」
「ッ…///…それって……キス……したい…ってことですか…?」
キスもしてえけどッ……
それ以上はッ……ッ……言えねえよッ…///
「Σッ…こ…言葉にすんなッ…///と…とにかく…これからは軽はずみな事は…ッ…」
俺は自分の気持ちを隠すように説教をしようとすると水瀬は俺に近づいて頬にキスをした。