第22章 初デート (告白と波紋)
「……大丈夫だ。俺がいる…ゆっくりでいい……」
「…ッ…
それからは……ッ…抵抗しても……何もできなくて…
花宮に……キ…スされて…身体を少し…触られ…「もう…いい…」」
笠松先輩が私が震えているのをわかったかのように手を優しく握る。
私も握り返して続きを話そうとするとあんなに泣いたはずなのに目から涙が溢れてきて泣きながら話すと笠松先輩は側に座りギュッと抱きしめてくれた。
「悪い……嫌なこと思い出させて……」
「ごめんなさい……」
「謝る必要ねーよ……もう2度と1人にはしねえ……俺が守る…」
「ッ…///」
笠松先輩は抱きしめたまま私を離さないように謝った。
私はこんな話言うべきではなかったんじゃないかと思い泣きながら謝ると笠松先輩はさらにギュッと抱きしめてき他ので私の胸の鼓動が再び熱くなりいつの間にか涙は止まり顔に熱が集まるのを感じる。
「笠松先輩…く…苦しいです…///」
「…………」
「笠松先輩……?」
「今……俺……いろいろ…まずいから……待ってろ……」
「え…?」
「水瀬……俺から…一つ忠告だ……」
ギュッと抱きしめたまま笠松先輩は離さず何度か呼びかけると深くため息をつき私を抱きしめるのをやめて肩を掴むとその場に押し倒される。