第22章 初デート (告白と波紋)
「えッ……」
「……男を部屋に入れるってのは…
こういうこともあり得るってことを覚えておけ…」
「ぇ…でも…」
「でもじゃねえ……密室に2人っきりで…
俺だって…何するかわかんねえぞ……」
「私は…ただ…話を…」
「水瀬にとってはな……
まぁ…話せって言ったのも俺だし…
……不可抗力はわかってるけどよ…
……好きな女と密室に2人で…
正直…結構……今……我慢してる…」
「ッ…///」
その場に笠松先輩に押し倒されると視界が反転し笠松先輩は覆い被さる体制になると真剣な表情で私に諭すように話をした。
私は話をするために部屋にあげたと伝えると…笠松先輩はため息をついてゆっくり私から退いて起き上がらせてくれた。
「俺は…水瀬を大切にしてえから…
そ…そういうことはッ…
軽はずみな気持ちでしたくねえんだッ…」
「ッ…///…それって……キス……したい…ってことですか…?」
「Σッ…こ…言葉にすんなッ…///と…とにかく…これからは軽はずみな事は…ッ…」
「ッ…///……今日助けてくれたお礼です……」
「Σなッ…//////」
笠松先輩……私の事…すごく良く考えてくれてる……
笠松先輩に大切にしたいと言われてすごく嬉しく感じる反面、我慢をさせてしまっていると聞き何かできないかと考えるとそっと笠松先輩に近づいた。
自分からするのは恥ずかしく顔を赤くしながら笠松先輩の頬にキスをすると魚が口をパクパクさせるように笠松先輩は顔を真っ赤にさせて頬を押さえていた。