第22章 初デート (告白と波紋)
「………その……ッ…ご…ごめんなさいッ…///
私…今…頭の中…ぐちゃぐちゃで……///
なんて言ったら…いいかッ…///
…わ…わからないッ…ですッ…///」
水瀬がごめんなさいから話し始めると…
正直……フラれたと思ったが……
これは……やっぱり……フラれてんのか……?
「……他に好きな奴がいるのか…?」
「そ…そうではなくて…///ッ…///」
俺は恐る恐る水瀬に尋ねると、顔を真っ赤にした水瀬は慌てるように弁明すると俺は再びギュッと抱きしめた。
そんな反応したら変に期待しちまう…
頭の中が…ぐちゃぐちゃじゃわかんねーよ…
もう…止まらねえ……
水瀬の気持ちを聞くまでは…
「俺は…自分の気持ちを伝えたんだ…//
なんで頭の中がぐちゃぐちゃなんだよ…
今の水瀬の気持ちでいいから言えよ。」
そう俺が言うと水瀬はしばらく考え込んで話だした。
「ッ……//////
じ…自覚が…なくてッ…///」
自覚って………なんだ…?
俺はわからずにいると水瀬を離して黙って話を聞いた。
……思考が止まった気がした…
祝日の夕方、人が多く行き交う中で雑音や人の話し声なんか耳に入らず…
俺を好きだと言ってくれたことに…
俺はそのことがすげえ嬉しくて…水瀬の次の言葉に再び違う意味で思考が停止しそうになった。
「…でも……それに気づいたのはついさっきで……//////
まだ頭の整理がついてなくて…少し時間をッ…もらえまッ…//////」
ここまで言っておいて…誰がこれ以上…待てるかよ……
考えたところで何も変わんねえだろ…
それとも考えによっては…付き合うつもりねーのか…///
俺は水瀬からも気持ちを聞いて浮かれていると時間が欲しいと言うのを途中で遮って抱きしめた。
時間なんて必要ねえだろ……