第21章 初デート 後編※
「おい、なんとか言えよ…怖くて声も出ねえのか?」
「…休みの日まで人のことつけ回して暇人ですね。」
「フハッ…わざわざ休日に遊びに来てやったんだ…まずは身体でお礼してもらおうか…」
「ッ…調子に…乗らないで…」
「ッ…ぐッ…ッ…」
花宮が顔を近づけてきて顔を逸らそうとしても強い力で顎を掴んでる手を離さずキスされそうなり相手を睨みつけて足で花宮の足を蹴ると痛かったのか花宮がうずくまっているのが見える。
「人のスマホ勝手に壊して…こんなことして頭おかしいんじゃないの…!」
うずくまっている花宮に言うとそれを聞いていた2人も笑いを堪えきれなかったのか肩を震わせ笑っている。
「ッ…?」
「花宮…お前…ぷッ…女にやり返されてんじゃねーかッ…」
「ッ…あんた…ほんとおもしろッ…ぷッくくッ…」
「ッ…どうでもいいから離してッ…!」
「ダメだって…だって今…花宮めちゃくちゃキレちゃってるし…」
何が可笑しいのか全く分からず逃げようと抵抗しても力でねじ伏せられて逃げる事ができなくて目の前の花宮が立ち上がった。