第20章 初デート 前編
ーー花宮視点ーー
ーーデート前前日ーー
霧崎第一高校バスケ部
「おい…臭えな…ッ…お前ら…まだヤッてんのかよ…」
部室に入ると性交のの独特の匂いに鼻がつく。
不快感を覚え部室の窓を開け換気する。
俺に告白してきたブスな女がいたから部室に呼び出して同じバスケ部のメンバーである原や山﨑に好きにしろと言ったが何時間ヤッてんだよ…
「あれ…花宮はヤんないの?」
「冗談だろ…そんなブスとできるわけねえだろ」
「そんなッ…真くッ…!助けッ…」
部室の汚え床にブスの女を四つん這いして原が犯していて俺に助けを求めるように伸ばす手を足で踏みつける。
「ブスのくせに汚い手で気安く触んじゃねえよ…お前じゃ玩具にすらならねえな。」
原が女を犯しながら俺に交わるか聞いてくる。
冗談だろ…外見で擦り寄ってくる、くだらない女なんか見飽きてんだよ
「花宮って…ほんと歪んでるよな…なぁ…花宮を楽しませることができる女なんていんの?」
「いや…いないんじゃね?もって1日で堕ちるだろ?」
「いちいちウルセェな……あの女くらいだろうな……そういや…最近遊んでねえな…」
「え…それ誰…?」
「さあな…お前らはそのブスで十分だろ。」
あの女…
海常に入ったことは知っているが、何かと笠松が邪魔してきて正直近づけねえ…
まぁ…笠松がいようが関係ねえけどな…
俺は原や山﨑を放置して着替えるとバスケの練習のため体育館へと向かった。
ーーデート日当日ーー
「花宮、お前のお気に入りの子ってどんな子なんだよ」
「美人だったりすんの?」
「ウルセェな…何ついてきてんだよ…」
「どうせなら俺らも混ぜて楽しくやろうぜ?」
「そうそう…花宮が一番でいいからさ。」
「バーカ…そんなタイミングよく会えるわけねえだろ…お前らは帰って寝て…
……フハッ…まさか本当にいるとはな…」
休日に出かけると何故かこいつら俺の家の前で待ち伏せしやがった……
都合よく会えるわけねえだろ…っと思ってたら笠松と歩いているあの女を見つけた。