第20章 初デート 前編
ーー笠松家 デート前前日ーー
ーー笠松視点ーー
「ふう…明日か……」
俺は夕飯と風呂を済ませ明日のことを考えていた。
彼女どころか恋愛経験もない俺が明日うまく接することができるか今から緊張していた。
明日……///
正直寝れるか分からねぇ…
不安や緊張を掻き消すように早めにその日ふ就寝した。
ーー笠松視点終了ーー
ーーデート日 聖知のマンションーー
「そろそろ時間かな…」
私は時計を見ながら時間を確認して部屋を出る。
いつもの長い髪をアップヘアにしてワンピースを着用してマンションの部屋を出る。
「あ、おはようございます!笠松先輩。」
「Σうおッ…!!お…驚かすなッ…!」
マンションから出てくると笠松先輩が既にマンションの前にて声をかけると
すごくびっくりしたような表情を浮かべていた。
「あ…びっくりさせちゃいました…?」
「い…いや…///ちが…///す…少し早いけど…いいのか…///」
「大丈夫です、じゃあ行きましょう!」
笠松先輩は何故か視線を逸らしながら話をしていて照れくさそうな表情を浮かべている。
「そ…そういえば…どこ…いくんだ…?」
「えと…図書館に行きたくて…笠松先輩はどこか行きたいところありますか?」
「え…えっと…///…じゃあ…あとで楽器屋に寄っても…いいか?」
「笠松先輩、何か楽器弾けるんですか?」
「あぁ…ちょっとだけ…ギターを少しな…///」
「私も少しだけピアノが弾けるんです、また、今度聞かせてください。」
「まだ、そこまで披露できるものじゃねえよ…///」
日曜日の午前、多くの人が行き交う中、
図書館までの道のりを笠松先輩と喋りながら歩いて行く。