第19章 決着
ーー回想シーン 昼休みーー
ーーファンの女の子視点ーー
「で…これがターゲット?」
「めっちゃ上玉じゃん!本当にヤッていいんだろうな?」
「無理やり突っ込んだら泣き顔とか良い面しそう!」
「てか…こんなに可愛くて…処女な訳ないよな…?」
私は昼休みに男たちと打ち合わせするため屋上へと呼び出した。
写真を予め見ると男たちはあの女の写真を見て下賎な会話で盛り上がっていた。
あんなブスのどこがいいんだか…!
「処女かどうかなんて知らないわよ、突っ込んで確かめてみれば?
とにかく、写真と動画頼むわよ。ちゃんとやらないとお金払わないから。」
「仕事はちゃんとするって…だからちゃんと呼び出せよ?準備して待ってるからな…」
あの態度なら無事遂行はしてくれそうね…
早くあの女の泣きじゃくる顔が見たい…
ーー回想シーン 昼休み終了ーー
ーーファンの女の子視点終了ーー
「確か、俺のファンの子っすよね?名前なんか全然覚えてないっすけど。ここに聖知っちを呼び出して何するつもりだったんすか……」
「……!ちが…実は…私たちも…水瀬さんに呼び出されて…」
「………はぁ……あんたら…バカ…?俺がここに来てる時点で全部バレてるって何で思わないわけ…?」
「りょ…涼太…?」
「気安く呼んでんじゃねーよ…その名前を呼んでほしいのは1人だけだし…」
俺は淡々と冷たい表情で話をするとファンの女どもは必死に誤魔化す方法を考えながらしゃべっているもいつもの俺と今の俺のギャップに驚いている様子だった。