第1章 その半生
私の名前は化葉紺。
母親の家系が稲荷さんの巫女だからか、狐の個性を持っている。
いや、言い方がよろしくない。"狐の様な動物に化けられる個性"を持っている、と表現するのが正しいか。こん。
この特殊な力を利用して、神社のマスコットをしているだとか、狐耳が仕舞えなくて可愛らしいだとか、そういう“夢”っぽい素敵な人生コースは歩めていないが、雄英を第一志望に据えた受験生だ。上手く軌道に乗って、楽々ルートの人気ヒーローになることが当面の目標である。
さて、そんな私が今日、入試に辿り着くまでの半生を振り返りたいと思う。
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肩慣らしなので悪文です。どうか我慢して本編までお付き合い下さいませ。
その頃にはまともな文になる…はず。
もしアドバイス等頂けるなら是非ともお願い致します。