爆乳政治!! 美少女グラビアイドル総理の瀬戸内海戦記☆西海篇
第5章 悪意 中國山地
「軛(くびき)を離れた後遺症だ。日共の上や〈科学者〉どもがどこまで本気だったかは知らんが、所詮実力で抑え込んだ人の性よ。西側文化の欲には際限がないしな。直ぐに色狂いになるさ。まして国が倒れたばかりで皆手持ちは身体だけだ。金も物も無い無い尽くし。遊ぶならそれしかなかろう」
「とは言いつつ宇喜多様、福原の歓楽街は潰してしまいましたね」
三沢の言葉に宇喜多は顔を崩した。
「良いザマであったろう? 郷家も兵介もよくやってくれた。あれ程痛快な物は無かったのう」
カッカ、と喉を鳴らして笑う宇喜多だが、三沢は現場にて歓楽街が燃え落ちる様を見ており、とてもそういう気分にはなれなかったが、一応愛想笑いはしておいた。