第4章 新たな彼氏
「?!」
彼女…?!
「は?!」
「?!彼女…?!」
大坪も木村も驚いてる
…まぁ当り前か
「高尾…彼女って…?」
大坪が高尾に恐る恐る聞いた
「やだなぁー大坪さーん!決まってるでしょー!
愛生先輩ですよっ♪
恥ずかしいなぁーもう!言わせないでくださいよー!」
なんて言いつつも嬉しそうな高尾を放心状態の俺は
ずっと見つめていた
「みっ、宮地ィ!いつ別れたんだよ?!あんなにラブラブだったのに…!」
木村が俺の肩を掴みながら聞いてくる
「…昨日」
「昨日…?!」
「もういいだろ…着替えてくるわ」
そう言い残して鞄を片手にロッカールームに急いだ
「え?!おい宮地…!」
去り際にチラッと見た愛生の顔は
幸せそうな笑顔…ではなく
少し苦しそうな…引きつった笑みだった