第1章 第1章その瞳『幸福』
最後に思い出したのは、愛しいものの姿であった_……。
「千?早くきなさい。うちはの長と、千手の長に会うのよ?遅れたら困るわ。」
そう言われて、私は母に駆け寄った。
ここは、まだ名前もない火の国の隠れ里。
忍び最強と呼ばれるあのうちはと千手が手を取り、国とゆうものをつくった。
私は作り途中の家などをみながら、母の後をついていく。
前に住んでいた自分の家のように広い家に通されて、ある一室に入る。
そこには、ツンツンとした長髪黒髪の人と、サラッとした長髪黒髪の人がいた。
「お前はまた仕事をさぼりやがって!!お前がサボったら俺んとこに来るんだよ!」
「ううっ、す、すまん…」
仕事サボったんだ…。
私は二人の会話を静かに眺めていた。
すると、ツンツン頭の男の人がこちらに気づいた。
「ん?おお!十禅寺のものだな!目が特徴的な色しているからなぁ、すぐわかったぞ!」
目が特徴的。
それは多分目の色なんだと思う。
十禅寺一族の女はみんな金茶の目をもっている。
それでいて髪の毛も特徴的。
渦潮の流れをくむうずまき一族ほどではないが、本家の女は赤茶色の髪の毛をしている。
「こいつらが?女しかいないな。」
「マダラ!そんな言い方をするな!十禅寺一族は女系なのだ。男は滅多に生まれん。」
これも不思議なことに、十禅寺一族は滅多に男が産まれない。
男の兄弟欲しかったなぁ。
そう思っていると、母が握っていた手を放し、一歩前にでる。
「十禅寺の長、千夜(せんや)と言います。この度は一族を受け入れてもらえて、大変感謝しております。」
「俺は柱間。こちらも移住してきてくれて嬉しい。この里のために、是非とも力を貸してくれ。」
そんな会話をぼーっとみていると、ツンツン頭の男の人がいつの間にやら目の前に立っていた。驚いて私はビクッとする。
何故かジーっとこちらを見つめてくる。
「ふん、変な髪色だな。」
と、クシャクシャと頭を撫でられる。
犬のように撫でられていると、「名前は?」と聞かれ、私は見上げながら
「十禅寺…千って言うのっ!おじさんは?」
「なっ、おじ…さん…?」
そう言うと、母は「何を言っているの!?」と怒鳴り、隣にいた『柱間』がドッと笑いだす。
「マダラ!お前、お、おじ」
「てめーは黙ってろ!!ったく。
俺は、うちはマダラだ。いいな?マダラ様だ。」
