第7章 災難
目が覚めたときは、見えるのは白い布で聞こえるのは何かを痛みつけるような音。
鳴り止むと足音が聞こえて視界が明るくなって赤髪が見えた。
私の会いたかった人。
ガムテープを取られて抱き締められた。
彼の温もりが伝わる。
その時に涙が溢れてきた。
カルマの臭いが鼻に届いてくすぐる。
カルマの胸に顔を埋めて腰に手を回した。
そしてカルマが無言で私の頭を撫でてくれた。
頬を包み込まれて上を向かせられる。
業「なにもされてない?」
貴方「うん。」
業「ごめん。俺が迎えにいけばよかった。」
貴方「大丈夫だから、カルマは私を助けてくれた。それだけでいいの。」
カルマは、スーツを脱いで私にかけた。
ボタンを閉められた。
業「今は、これしかないから我慢して?」
ギュッと抱き締められて私も抱き締め返す。
そのあとに全員の縄をほどいて帰宅するときにボスがナイフを持っていた。
襲いかかってきた。
業「美雨!!」
貴方「分かってるよ!!」
スルリと交わしてその腕を掴んで背負い投げをして固めた。
ナイフを蹴飛ばして遠くへやった。
この知識は、暗殺でやったからね。
そのあとに起き上がるから私は、踵落としをしたらうまくいって気絶した。
貴方「はぁ...」
業「やっぱまだ残るよね。茅野ちゃんも残ってるでしょ?」
沙穂「どういうこと?」
業「俺達、中3の時にマッハ20の速さの超生物を殺す依頼を受けてずっと勉強しながら殺しをやって訓練もやってたって訳。というか爪隠してたのやっぱ美雨じゃん。」
貴方「まぁね。」
ということで決着はついた。
帰宅した。
そしてカルマの買ってきてくれたジュースを飲んだ。
すると。
あれ?なんか体温が熱い。
なんかフラフラする。
業「どうしたの?効き目早いね。これ、薬~。」
貴方「なんの?」
業「知らないけど好きな人に飲ませるといいらしい。先輩に貰った~。確かなんか生えてきて熱のようにダルくなるらしいよ?」
するとなにか生えてきた。
なにこれ?猫?
業「可愛い~。猫耳と猫尻尾が生えてる~。」
私の頭を撫でるカルマ。
猫は、耳に敏感で。
貴方「耳、やめっ。ぁっ。」
業「え?気持ちいい?もっとやって?いいよ。」
貴方「言ってない!!」
するといきなり体がカルマに抱きつく感じになった。
そして。
貴方「カルマ。」