第5章 愛を受け取って?
私は、カルマに視線を向けた。
貴方「カルマ。すぐに戻るからね。」
業「当たり前じゃん。早くしてくれないと襲えないし。それと美雨は、双子を産むんだよ?」
全員「双子!?」
すると周りにいた人達が私を見た。
貴方「ごめんなさい~!!」
あと6週間なんだ。
頑張れ!私!!
?「美雨ちゃんも大変だね。」
貴方「大変というか。大変ですけど。」
私の隣の女性は、高校3年で私と同じ学生だった。
私達は、親友のように話していた。
名前は、谷木沙穂さん。
沙穂「じゃあちょっと出るから。」
貴方「うん。行ってらっしゃい。」
見送ってからみんなを見た。
茅野「今のは?」
貴方「私の友達の谷木沙穂さんだよ。高校3年で出産だってさ。」
業「美雨~。」
貴方「苦しい、苦しいって。」
カルマは、毎日来てくれる。
だけどみんなは、一週間に一度しか来ないからちょっと寂しい。
そして毎週来てくれた。
そしてあと一週間に出産ってときに。
みんなが来てくれた。
沙穂さんは、眠っている。
茅野「もうすぐだね。」
貴方「うん。」
少し痛い。
我慢したくて作り笑顔でいた。
そして酷い激痛が襲った。
貴方「うぅ!!」
痛い。
業「美雨!?」
貴方「痛い!」
片岡「呼んでくるから!!」
烏間「きたらしい。出産の時が。」
貴方「カル、マ!!」
カルマが私の手を握った。
苦しむことしかできない。
カルマが救うことはできない。
貴方「カルマ、もう、無理!!」
業「はぁ?もしかして。死ぬ気?」
どっからそこにいったの?
貴方「ここで、産む!!」
業「え。」
貴方「キャッチして!!」
業「分かった。」
苦痛から逃れたくて早く産んでしまおうと思った。
業「いいよ。産んで。」
そしてゆっくり教わった通りに深呼吸しながら力を振り絞った。
すると。
業「頭、出てきてる。」
数分間続いたら泣き声が聞こえた。
業「一人、産まれたよ。あと、一人!!」
すると医者がきたが医者は、一人の子供を預けることしかできなかった。
そしてもう一人も無事に産まれた。
そして苦痛から解放された。
貴方「はぁ...はぁ...はぁ...はぁ...」
力が抜けていて起き上がることも動くこともあんまりできない。