第5章 愛を受け取って?
夏休みが終わって生命が誕生してから14週間。
産まれるのは、36週間。あと22週間。
私は、普段通りにいた。
9月だもんね。
もうすぐで中間テストもある。
10月に中間テストだけどね。
茅野「ちょっとだけど出てきたね。」
業「成長が早くてさぁ。」
貴方「女の子かもしれないって言われてるよ。」
撫でているとカルマが私の手を重ねてきた。
茅野「撫でさせて!」
貴方「いいよ?」
茅野「わぁ。押すとなんか返ってくる!」
貴方「蹴ってるんだよ。」
そう言って笑っていたがその1か月後。あと17週間で悪阻が来てしまった。
早いのか分からないけど来てしまって家で苦しみに耐えていた。
でもこれがカルマとの子を大きくさせるためならやる。
耐えるから。
貴方「うぅ~。」
業「辛い?」
貴方「大丈夫。」
すごいスピードだけど大きくなっていく。
業「大丈夫。俺がいるから。」
そして産婦人科に行くと双子ということが分かった。
業「双子!?」
医者「双子だからスピードが早いかもしれません。2か月後には悪阻がなくなると思いますよ。そのあとは、ここに入院ということになります。」
それを聞かされた。
男子女子かな?それともどっちも女子?
医者「あと1ヶ月半の辛抱ですよ。」
業「だってさ。美雨。」
貴方「うん。ありがとうございました。」
家に帰ってからカルマに甘えた。
業「どうしたの?美雨。」
貴方「怖くなっちゃって。」
業「大丈夫。やめたくなったらいいよ?やめても。中学生なんだし怖くなることだってあるから。」
貴方「頑張るから。」
業「偉いね。美雨。」
私を抱き締めてくれて頭を撫でてくれた。
私は、カルマの腰に手を回して甘えた。
業「キス、するよ?」
貴方「ん。」
久しぶりにキスされて嬉しかった。
業「舌、入れたかったけど苦しそうだからやめておく。」
そしてずっと家に籠る暮らしがあった。
そして悪阻が終わって出産まで7週間。
入院したのを聞き付けたのかクラスのみんなが来た。
殺せんせー「どうです?美雨さん。」
貴方「うん。もうすぐ出産になっちゃうかな?1ヶ月2週間だから。」
見慣れた子がいたから驚いた。
貴方「イトナくん?」
イトナ「あぁ。堀部イトナだ。」
カルマを見て安心感があった。