第4章 夏は......
業side
試合が終わって勝利して女子のところへ行くといきなり美雨が倒れた。
俺は、急いで駆け寄って抱き締めた。
磯貝「熱とか具合悪いとかじゃないな。」
業「美雨。」
美雨は、起きなかった。
するといきなり地面から殺せんせーが出てきた。
殺せんせー「カルマくん!大丈夫ですよ。美雨さんは、試合を見ていてカルマくんがバッターの目の前に出てバッターがバットをボールに当てようと振り回した時に美雨さんは、何度も目をつぶって開いてホッとしての繰り返しでずっと両手を握って祈ってました。無事にあなたが来たことによって安心して気絶してしまったのです。信じていても心配の方が強くなってしまったんです。」
俺が心配させてしまったのか。
そりゃ美雨の立場だったらそうなる。
俺は、美雨を強く抱き締めた。
業「ごめん、美雨。」
殺せんせー「ヌルフフフ。では、カルマくんと美雨さんは、校舎へ送ります。皆さんは、歩いてください。」
俺と美雨は、殺せんせーに校舎まで送られた。
そして俺は、美雨を保健室のベットに寝かせた。
美雨は、いつの間にか俺の手を握っていて離してくれなかった。
美雨にキスをした。
くすぐったそうに身を震わせてそのまま微笑みながら寝ている。
早く俺を呼んでくれる声が聞きたい。
俺は、毛布の中に一緒に入って美雨を抱き締めた。
そのまま目を閉じる。
美雨は、俺のモノだから。
俺の隣は美雨しかいないから。
だから、早く目を覚まして元気な声で俺を呼んでほしい。カルマって。
そう思っているうちに意識を手放した。
美雨に抱き締められている感覚があった。
だから好きなんだよ。美雨が。