第3章 壊れちゃってよ
私の愛しい声が聞こえた。
業「ねぇ。お兄さん。カツアゲとかいいね?俺も交ぜてよ。」
貴方「カルマ。」
不良「なんだ!テメェは!」
業「俺?不良!」
すると一人を殴ったり蹴ったりをした。
たくさんの不良がカルマに飛びかかったが一瞬でやられてしまった不良。
カルマは、ため息をついた。
業「口ほどにもないね?そんなんで俺の女に手を出すなんて。もっと度胸あるかと思ってたけど。」
見下しポーズをしたカルマ。
それから私のところに来た。
業「平気?美雨。」
貴方「怖かった。」
業「お化け屋敷より?」
貴方「うん。」
私を抱き締めてくれた。
業「離れよっか。」
高樹くんを見ると腰を抜かしてる。
業「こんなんで腰を抜かすとか。残念だね?俺には、及ばないんじゃない?これで対処できなくて美雨を守れなくて恋する資格ないよ?」
貴方「カルマぁ。」
業「大丈夫。もう離れないから。」
私を姫抱きして他のベンチに座った。
業「はい。飲み物。イチゴ煮オレ~。」
貴方「ありがとう。」
飲むとカルマの優しさが入り込んだように甘く感じた。普通に飲むよりも甘い。
業「美味しい?」
貴方「うん。美味しい。カルマの優しさが入り込んでる。」
業「美雨。」
優しく抱き締められて私も抱き締め返す。
そして再び漫喫した。
最後に観覧車に乗った。
てっぺんに行くところで。
業「美雨。おいで?」
私は、カルマの方へ行ってカルマの膝の上に座った。
カルマは、後ろから抱き締めてくれた。
てっぺんに行くとカルマは、私を見た。
業「愛してるよ。」
貴方「うん。愛してる。」
お互いにキスを交わした。
そして観覧車が終わるまでイチャついた。
手を繋いで帰宅をしているとカルマは、指を指した。
見ると高樹勇馬くんの姿。
すれ違うと色々聞こえた。
勇馬「恋する資格なし。弱虫。意気地無し。」
さっきのカルマの言葉傷ついてる。
私は、カルマの手を離して高樹くんの前に立った。
貴方「大丈夫?突然の事だったから普通は、戸惑うよ?カルマは、喧嘩慣れしてるから冷静なんだよ?一番冷静になってほしくないけど。でも気遣って私を守ろうとしてくれたこと見てたよ?ありがとう。」
勇馬「美雨ちゃん。」
貴方「これからも頑張ろうよ。お互いに。」