第3章 壊れちゃってよ
次の日。
貴方「寺坂くん。何をやってるの?」
寺坂「見てわかんねーかよ。縛り付けてんだよ!」
貴方「なんで?」
寺坂「昨日、コイツのせいで酷い目にあったしよ!動けなくしてやろうと思ってよ。」
貴方「ダメだよ。酷いよ。」
寺坂「うるせぇな!お前は、黙ってろ!」
突き飛ばされてカルマくんにぶつかった。
貴方「いっ、た~。」
業「大丈夫?美雨。」
貴方「うん。カルマくん~。(。>д<)」
業「よしよし。寺坂~。俺の彼女突き飛ばすとか~。調子のってんの?」
寺坂「うるせぇよ!コイツが邪魔すんのが悪いだろ!」
私は、カルマくんの胸に顔を埋めた。
業「で?女子を突き飛ばすなんて最低なんじゃない?美雨が泣いてるよ?」
片岡「あ~あ。寺坂くんが美雨ちゃん泣かせちゃった。」
カルマくんは、私の背中をポンポンと優しく叩いては撫でてくれる。
カルマくんの優しさが身に染みる。
やっぱり大好きだよ。カルマくん。
業「落ち着く~。」
貴方「私も落ち着く。」
業「いい加減さぁ。カルマって呼んでよ。」
貴方「カルマ?」
業「最初は、呼んでくれたのに徐々にかけ離れてるような感じなんだけど。」
貴方「ごめんね。カルマ。」
茅野「美雨ちゃん。大丈夫?」
貴方「うん。大丈夫だよ?」
そして1日中拘束されていた自律思考固定砲台。
家でカルマとイチャイチャしてた。
業「甘えん坊だよね?美雨は。」
貴方「エヘヘ。カルマだから甘えられるんだよ?」
業「可愛い。大好き❤」
リップ音を立てて私とカルマの唇が重なる。
カルマは、私の手を握って指を絡ませる。
私は、今カルマの膝の上にいてお姫様抱っこのようになっている。
だからバッチリカルマの顔は、見えている。
すると私の携帯が鳴った。
貴方「ごめんね。カルマ。」
業「いいよ?すぐに終わらせて?」
私は、降りてカルマから離れて携帯を取った。
見るとマネージャーさんからだった。
貴方「もしもし?どうしたの?裕璃さん。」
裕璃『次の休日。撮影だからね?覚えてる?』
貴方「覚えてますよ!確か、ドラマですよね!」
裕璃『そう!あの有名な俳優が来るからね?』
貴方「はぁい!」
裕璃『じゃあね。』
貴方「御休みなさい。」
電話を終わらせてカルマに近寄った。