第1章 始まり
その時フワリとした衝撃。
殺せんせー「自分を犠牲にしてまでの暗殺。お見事です。あのまま高速で助けに行けばあなたたちに強い衝撃を与えてしまう。だからといってゆっくり動けば撃たれる。なのでネバネバしてみました。これじゃ銃は撃てませんね。」
業「クソッ!何でもありかよ。この触手。」
殺せんせー「あと、先生に見捨てるという選択肢はない。いつでも信じて飛び降りてくださいね。美雨さんも。」
さっきまでの怖さがなくなって私の大好きなカルマになった。
崖の上に戻った。
渚「カルマくんと美雨ちゃん。平然と無茶したね。」
貴方「あれ。私は、やろうとしてないよ!足が滑ったの!」
業「あのやり方なら一番殺せると思ったのに。」
殺せんせー「もうネタギレですか?君も案外チョロいですね。」
カルマは、少し顔を歪めたが立ち上がって微笑む。
業「殺すよ。明日にでも。」
殺せんせー「健康的で爽やかな殺意。」
業「じゃあ。帰ろうか。渚くんと美雨。帰りに飯食って行こうよ。」
殺せんせー「ああああ!それ!先生の財布!」
業「職員室の机の上に無防備に置いとくなって。」
殺せんせー「返しなさい!」
業「いいよ♪」
投げて渡すと殺せんせーが中身を確認する。
殺せんせー「中身、抜かれてますが。」
業「細かかったし募金しちゃった。」
殺せんせーがすごい怒ってる。
カルマは、さっきとは違って爽やかだった。こんなとこに好かれたのかな?私。
家に帰った。
貴方「疲れたよ。」
業「お疲れ様。美雨。はい。ご褒美。」
イチゴ煮オレを受け取って飲む。
私は、イチゴが好きなのだ~。
幸せ。
(*^~^*)←こんな顔になっていた。
私を見てカルマは、抱き締めてくる。
業「可愛すぎ。どうしてこんなに美雨は、可愛いの?他の男に取られないか心配。美雨は、モデルやってるし。」
貴方「私も同じ。カルマは、かっこいいから取られないか心配なんだ。カルマの傍にいれて幸せだよ。」
業「好き。」
貴方「私も。」
見つめあってお互いに唇を重ねる。
母「ただいま。あ、美雨ちゃん。手紙が五通届いてるわよ。」
手紙を受け取った。
ファンの人から。
彼女にしてもいいですか?と全部書いてあった。
それを見たカルマが怒り始めていた。