• テキストサイズ

幼馴染だからってやっていいことぐらい解れ【気象系】R-18

第4章 悪魔の囁き *二宮和也




*主人公視点


「無無子ちゃん」

学校の帰りに翔くんに名前を呼ばれ振り向く。

逃げようとしたが翔くんの悲しそうな眼をみて
立ち止まる。


翔くんは、真剣な目で私に言う。


「俺たちは、応援してるんだ」

「え、翔くん。それって本当?」

「うん、みんな智くんと君との関係を疑ってたけど、恋人なんでしょ。他の3人がお祝いしたいって言ってるんだ。それに、無視なんてされてたら傷つくし」

私は智くんと付き合ってから、他の4人を避けていた。

あの協定を結んだときのあの台詞に怖さを感じて。

《身体だけでもってことですか》

《無理やりにでも奪う》

「だからさ、今からニノん家に来てくれない?」

「えっと、今から?」

私が悩んでいると、翔くんは私の腕を掴んだ。

「ほら、行くよ」

「え、ちょ、ま、」

そのまま歩き出す翔くんに、私は少しの恐怖を感じた。
/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp