第1章 月がキレイだから
部屋を漁っても靴も靴下も無く
パジャマみたいな白いワンピースが三枚となんの飾り気も無い下着のみ。
無いよりはマシだと兄弟で話し合い、下着とワンピースをチョロ松に持たせた。
チョロ松はなんで僕が下着持たないといけないわけ?!など文句を垂れていたが
俺は気にせず女の子を抱っこした。
女の子はここにきて何が起こっているのか分からないといった様子でおどおどしている。
車に乗って落ち着いてから俺達は女の子に話しかけた。
「俺はカリスマレジェンド、マツノおそ松。お前名前は?」
「ぁ…ユーリ…です。」