第4章 絶対に言わない。
「だって兄弟には笑いながらお礼言うのにあたしには怒鳴るんだよ?その前からずっとおそ松に恋していた。多分初めて会ったあの時から…。恋を知らなかっただけで…でもそれも壊されて、気づけば女の人に囲まれたボスになってた…。もうあたしの心はあの時みたいにキレイじゃなくて…見せたくなった時には見せれない程歪んで汚くなっていたんだよ…もう手遅れみたいね…」
「勝手に手遅れにしてんなよ!お前ホントバカ!!」
「え?!サフィヤ?!なんで?!なんでここにおそ…ボスがいるの…?」
「今更ボスとか言うなし!オレだってずっとユーリが好きだったんだぜ?ユーリがスゲー冷たくするから!!他の女で紛らわせてたのに!」
「嘘だ…おそ松は色っぽい女の人たちがすきで…」
「嘘じゃない!!ユーリがオレの女になるなら今すぐにでも全員片付ける。ユーリがオレだけを見るってゆーならオレだってユーリだけを見る!サフィヤ、トド松に言ってオレと遊んでた女全部片付けるように言え」
「ちょっと、おそ松!待って!本気で言ってるの?」
「ユーリ…あの時なんでオレがユーリに怒鳴ったかわかんねぇの?好きな女に守られんのもカッコわりぃけど、お前、カラ松が引っ張らなきゃひかれてたんだぞ?オレはユーリにケガなんてされたくねーの!痛い思いさせたくねーの!それにあいつらは自分が無事でいられるようにオレを守ってるから。ユーリみたいに捨て身じゃねぇんだよ…」
「そうだったの…?あたしの事…そう思ってくれてたの…?」
「んだよ…。オレずっとユーリにオレの女になれって言ってたじゃねぇかよ…。」
「だって…おそ松の冗談だと思って…」
「じゃ、今からユーリはオレの恋人!!それでいいな?」
「え…あ…うん…」
「よし!医者呼んで、あいつらに報告しねぇと!結婚するって」
「え?!それはまだ早いよ!!!」
「え~お兄ちゃんもう結婚してユーリ閉じ込めておきたいんだけどぉ~。あと四六時中一緒にいてぇ~、チュッチュしてぇ、って冗談ばっかじゃだめだよな。愛してるよユーリ」
「おそ松…あたしも…」