第9章 夢
「あれ?みゆじゃないか!」
カラ松がこっちに駆け寄ってくる。
「え、あぁ~んー。」
腰を曲げてるこんな恥ずかしい姿見られたらヤバイ。
おそ松じゃないからバカにしてくる事は無いんだろうけど、やっぱり…ねぇ。
「な、何だ?腰が曲がりっぱなしじゃあないか!」
そうしてカラ松が腰をさすってっ…!?
「うぎぃやぁぁぁぁぁ!!!」
こ、これはっ!?雷が体をつき抜けていくような!?
その位の激痛がはしる。声にならない叫びを通り過ぎていく人が怪訝そうな顔でこちらを見ている。
「すっ、すまない!痛かったな、」
すごく申し訳無さそうにこちらを見てくるカラ松。
違うあなたのせいじゃないんですと思いながら大丈夫と言うことを伝えようと無理矢理笑顔になる。
「そんな無理に笑ったって騙されるわけ無いだろう」
そういって苦笑いを浮かべる君。
サングラスかけてないから直球で心にグサッと来る。
「これから何処かに向かうのか?」
少し屈んでこちらを覗くその顔はとても心配している顔だった。
「接骨院にいこうかと…。」
そういうとカラ松が顔をぱっと輝かせた。
そうか!といいながら少し下がって来ていた袖をまくると背中に手を置かれた。
そしてカラ松の顔が少し下がったかと思うとその直後膝の裏に腕が回ってひょいっと持ち上げられる。
「ーーーーっ!?」
声にならない叫び(二回目)
お、お、お、お姫様だっこっ!?
全国のカラ松ファンの方に殺されるっ…
「あぁ、大丈夫だぞ。俺は日頃思い荷物を持っているから体重は気にしないでくれ。マイプリンセス。」
そういう問題じゃないんですってぇ、確かに気にしてるけどそこじゃないんです…
その日通り過ぎていく人に二度目の注目をあびた。