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【ハイキュー】君じゃなきゃダメな理由【夢主目線】

第9章 消え方と消し方と痛み


合宿の練習量は結構ハードな内容で

皆も疲れているようだった。

あたしも疲れてたのか

お風呂で少しうたた寝してしまって…

慌ててお気に入りのクリームを塗ったりとケアをして。

みんながいるであろう広間に向かった。

広間に着くとなにやら

田中さん達が真面目な顔をしていたので、

どうせどうでもいいことなんだろうな。

と思い蛍の隣に行こうとしたら

大地さんがふくらはぎを揉んでいた。

自分で揉むほどなんだから

そうとう疲れがたまってるんだろうと思い聞いてみた

「あれ?大地さん、ふくらはぎ痛いんですか?」

「あぁ、ちょっとな。疲れが溜まってるんだろうな。」

やっぱり疲れが溜まってるんだ…。

筋肉が固まるとケガの元だからなぁ

と思い大地さんの後ろに行き

大地さんを押し倒し大地さんの上に乗り、

マッサージの準備は万端!!

「えっ?!えっ!?由佳?!」

大地さんはきっとあたしが

マッサージできるとおもっていないんだろうな。

不安そうな声をあげたので

安心させようと

「あたし、こう見えてマッサージ得意なんですよ!疲れ溜めておくとケガの元です!」

というと、大地さんは安心したのか、

体から力が抜けていった。

人をマッサージするのなんて久しぶりだなぁ~

と思いながら、

いい事を思いついてしまった!

大地さんの後なら、

蛍もやらせてくれるかもしれない!

そう思いながらありがとう大地さん

と感謝しながら丁寧にほぐしていった

終わったら、大地さんはすごく優しい顔で

「すごくスッキリした!ありがとうな!」

とお礼と一緒に頭を撫でてくれた。

「えへへ。お役に立てたなら良かったです!!」

あたしはどこかで

このバレー部の主将に父親を重ねているところがあった。

実の父親はあんなだったから…

こんな父親であってほしいと。

だからお礼とか褒められたりすると、

父親に褒められてる感じがして嬉しかった。

それと同じで、スガさんには失礼だけれど、

母親像を重ねていた。

細やかな気配りが出来る、優しく笑ってくれる、

かばってくれる…そんな優しい母親。

この二人が親だったら幸せなんだろう

といつも思っているくらいだ。
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