第7章 人と人
最近周りがあわただしいなと感じる事がある。
日向や、影山が教科書を貸してほしいとか…
そーゆーのはいいんだけど、
二人が走りながら教室に入ってきて
「フレーバーだよな?!」
「ちがうよな!クレイジーだよな!」
と…意味の分からない事を急に聞かれた。
あまりにわからずに蛍の方を見ても
もう完璧に僕は関係ありませんよ。オーラを出して。
グッチーをみても
グッチーも意味が分からないって顔をしている。
「あのさ、何に対してか説明してもらわないと答えようがないから…まず説明をしてくれるかな…?」
出来るだけ落ち着かせるように言ったら、
「「月島みたいなやつの事!!」」
蛍の名字が出た時点で蛍は苦虫を嚙み潰したような顔をして
ドス黒いオーラを出している…。
「んーと、それは英語で蛍みたいな性格の人の事を言いたいの?」
「そうだ!フレーバーであってるよな?」
「は?影山ちげーし!クレイジーだって言ってるだろ!!」
教室ではクスクス笑う声が聞こえると、
蛍のドス黒いオーラはさらに増していく。
蛍がキレる前に終わらせよう…。