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【ハイキュー】君じゃなきゃダメな理由【夢主目線】

第5章 当たり前のように


次の日楽しみでいつもよりも早く起きてしまった。

いつものようにマンションの前で待っていると、

蛍とグッチーが迎えに来てくれて。


体育館に着くと、対決内容が言い渡された。

影山と呼ばれる黒髪の少年と日向と呼ばれる小さめ少年チームには二年生の田中さんが入って、

蛍とグッチーのチームには大地さんが入ることになった。


周りには聞こえないように蛍に、

頑張ってね。って伝えたけれどふんとあしらわれ
試合は始まった。

蛍のブロックが何本か決まり、グッチーがサーブをしたが、ミス。

影山にサーブ権が移り、影山がなかなか強烈なサーブを打った。


が、大地さんに見事に拾われた。


レシーブの下手なタイプのチームなら何点かは取れる位のサーブだったけれど。


安定した大地さんのレシーブ力はすごい。


ただ、日向と呼ばれる少年の動きも凄く、バレーの基礎よりかは身体能力で持っていってはいるが…


日向に翻弄され、蛍達は負けた。

確かに蛍は負けたけど、
本気で、ムキになってバレーをしている蛍は

いつもの冷静で落ち着いている時とはまた違った、
カッコよさがあった。

素直にもっともっと蛍のバレーを、蛍の表情を見たいと思うほどに。

部活後三人で帰宅し、自室に着くとすぐにスマホが鳴った。


《明日、部活午前中だけデショ。午後、予定空けといていてくれない?》


珍しく蛍からのメッセージに加え、予定を空けてと言われた!
もしかして、デートかもなんて思いながら、


《うん!午後だね♪わかった~!楽しみ!どこに行くの(*^^)?》


ウキウキしながらそう急いで打つと


《スポーツ用品店だけど。》


ですよね…勝手に浮かれたあたしが悪い。
でも、スポーツ用品店でも、蛍と二人でお出かけなんて今までなかったから!


《了解でっす('◇')ゞ良いもの買えるといいね~♪》


と無難に返しておいた。それからは待ち合わせの時間を決めてメッセージアプリを閉じた。

でもやっぱり蛍に、蛍から誘われたのは嬉しくて…。
スポーツ用品店にあんまりにも
オシャレをしていくのも変だよなぁなんて考えながら、
あたしは、明日の服装選びに夢中になっていた。
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