第5章 当たり前のように
登下校も、移動教室の時も、お昼休みも、部活も、蛍とグッチーが嫌がらないでいてくれたから、
なんだかそれが当たり前のようにいつも一緒に行動していた。
だけどお昼休み、お弁当の卵焼き戦争は譲ってくれないけど。
その日は、友達に髪の毛巻いてもらって、
前髪をいじってもらった。
普段はやらないよな髪型だったから嬉しくて、
結ったのを蛍とグッチーに自慢げに見せにいったら
グッチーは、似合ってるよ!って笑顔で言ってくれて。
でも、想像通り蛍の反応は薄かった。
少しショックを受けてショボーンとしてたら
「別に悪いとは言ってないデショ…。ただ、学校ではやめれば。」
と、こちらも見ずにぼそりと言われた。それはいいって事なのかな??
学校ではやめろというのは校則があるからって事かな?
そこまで厳しい学校ではないと思うんだけどなぁ…。