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マフィアな彼

第2章 犬猿の仲


※会話が多いです。すみません


「よぉ、初音様が来てやったぜ!
今日こそ決着つけてやる」
「はぁ、誰かと思ったらバカか
会う度ホント、ワンコに似てきたなぁ
ワンワンと鳴いてみなよ」
「誰がバカだって?そっちこそ頭脳バカだよな
鳴いてといわれて鳴くバカがどこにいる」
「頭脳バカではないと思うが?
で、何しにきた?」
「高級食材を頂こうと来たんだよ!ふぐのお刺身を
巷では有名らしいからな
どんな味がするか興味が湧いてな」
「あー、そういえばシエルが食べたような気がする
俺が先に食えと言ったからな」
「通りで刺身がないと思ったら頭脳バカの仕業だったのか
シエル君が食べたんなら仕方ない
こうなったら勝負だ」
「はっ、望むところだ。内容は?」
「そうだな、ジュダ君とシエル君はどっちが攻めなのかハッキリさせることだ」
「いいね、受けて立つ」

想來様と初音さんの言葉にジュダさんは赤面になりながらも眉間にシワを寄せている
その一部始終を見ていた俺はどうすればいいかわからずアタフタオロオロしながら様子を見守る
オロオロしている俺に傍を通りかかったシエルさんに先ほどの内容を伝えれば”またあの2人は子供みたいな喧嘩しているんですか。あの2人に関わったらロクなことがないので近くにある椅子に座ってお茶でも飲みながら観察しましょう”とイタズラっ子のように笑う姿は本当に恐ろしい

「初音様の予想だと意外にシエル君が攻めだね
普段は真面目だけどいざという時はジュダ君にだけ本性を見せる気がするんだよな
今すぐ、オレのものになるよな?的な言葉を言いそうだよな」
「いや、ジュダが攻めだ
無気力だがしっかり周りも見てるし観察力がいい
そんなジュダがネクタイを緩めながらシエルを押し倒すのは最高のシチュエーションだな
シエルは誰にも渡さないって耳元で囁きながらな」

2人の言葉にジュダさんは耳まで真っ赤にし、シエルさんは顔を隠しているけど赤面になっていることは間違いないと思う
でも実際、2人はどっちなんだろう?
俺はワクワクドキドキしながら2人が出す答えを楽しみに待ってることにした
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