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【WJ】短編 -2-

第12章 【裏】検証、轟焦凍の場合/轟焦凍


「…またお前は何やってんだ。」
「消太くん…っ!」


 消太くんの登場により個性が解けた轟くんは正気に戻ったようで、悪いと言って頭を下げてくれた。いや、そもそも悪いのは興味本位で轟くんに個性を使った私だし。まあ、予想以上に熱烈な愛情表情には驚いたけど。


「逢崎…お前はホント懲りないな。」


 呆れ顔にも見えるその表情は、多分私を蔑むモノだったけど、消太くんに蔑まれてると思うと悪い気はしない。


「私、消太くんにだったら何されても大丈夫だから!」
「何言ってるんだお前は。」


 消太くんに頭を小突かれたが、消太くんが助けに来てくれた事が嬉しくて自然と笑みが零れた。


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