• テキストサイズ

執事とお嬢。【R-18】

第2章 ご褒美。


「ほらほら、ちゃんと背筋を伸ばして!」
「もう限界ですか?だらしのない」
「どうしてそんな色合いにしたのです?」
「あと一時間延長します」

生け花の先生に、文句を言えるほど私は気の強い方ではない。あのおばさん、すっごく怖いんだもの。

「みねーー!疲れたよーー」

生け花の先生の家を出た瞬間に、みねの腰に抱きつく。みねは癒し効果抜群だ。

「たった三時間じゃなかったよぉー。されど三時間だったよぉー。しかも、四時間ーーー」

みねの大きな手が私の頭の上に乗る。

「よく頑張りました」

このふわふわしたくすぐったい感じは何だろう。

「えへへっ」

まあ今はいっか!
いつか分かる日がきっと来る。
そんな感じがするもん。

「それではお嬢、帰りましょうか。夕食は何がいいですか?」

「んーとね、ハンバーグ!」

「またですか」

今のこの感じ、すごく落ち着く。
ただの日常だけど、されど日常。

「だって、みねのハンバーグ大好きなんだもん!」
/ 7ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp