rain of sensuality【黒バス/ナッシュ】
第1章 rain of sensuality
「ッ・・・い・・っ、ナッシュ・・・ナッシュ・・」
「・・っ・・・・そんなに善がるなよ・・けど、ココが締まったってことは、安心したのか?名無し・・・」
「・・!・・・・は、あ・・」
「信じるかなんて、そんなものはおまえ次第だ。・・・だがおまえがオレに抱かれてるあいだ、他のことを考えるなら・・・もう抜くぜ」
「・・―――いや・・、ナッシュ・・・も・・っと・・」
「!・・・フフ・・、ならもっと突き出せ。・・・たっぷり刺してやる―――」
「―――・・・」
正面から抱かれれば、見えるのは彼の顔だったり、腕の模様だったり。
その端麗な身体から舞い散る汗もまた、高揚の材に事足りた。
後ろから尻を突き出すことを強いられて、腰を掴まれ凌辱されるのは好きじゃなかった。
ただ、嫌いでもなかったことがまた悔しかった。
名無しは枕に片頬をうずめながら、髪を乱して精力を取り戻したナッシュのそれに激しく犯された。
薄らと汗ばみ影の出来たナッシュの腸腰筋がひくひくと疼くたびに、華奢な名無しの身体が脆く壊れそうになる。
強靭な律動を与えられながら赤らんだ耳たぶを食まれ、名無しはナッシュの低く、艶やかな言葉に心を奪われた。
他人を嘲笑う非道な表情しか知らないし、その言葉自体も、いつもの情の無い淡白な言い草だ。
ゆえにどんな顔でナッシュがそれを囁いたのか名無しには知る由もなかったが、彼女が最優先させたのは、恥辱など承知、自分の快楽だった。