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貴方に有難うの言葉を〜沖田総悟ver.〜(完)

第10章 帰り道の途中で(2)


-ヒロインSide-

結局、
私は一人では何も出来ない人間だったんだ…

何とかしなきゃって思っても
何一つ出来なかった…

あの時と同じだ…

中学の頃と同じで
イジメられてることに対して
何も出来なかったあの時と、

結局…一緒だ。

大切な人を傷つけられるのが嫌で…

大切な人を失うのが怖くて…

手を差し伸べてくれてた
幼馴染の手を掴めなかった、

あの時と同じ…。

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