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【彩雲国物語】彩華。
第8章 彩火。
栗花落は頭を抱えていた。
昼過ぎに戩華に寝てばかりはやめろと言いに千代の部屋を訪れると置き手紙が。
『栗花落、劉輝の世話をしていろ』
蒼姫は首をかしげけらけらと兄様は世話など要らないでしょうにと、笑う。
どうやら、戩華夫妻も何処か旅へ行ったらしい。
「あの男は何を考えているんだ!!!!」
栗花落はその日一日中劉輝にどう言おうかどう説明しようかで頭を悩ませていた。
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