第8章 最初で最後の夏
「黄瀬最後は線香花火やるのだよ」
「はい里奈っち線香花火っス」
「ありがとう涼太」
里奈は寂しそうな表情で線香花火をみつめた
「里奈っち?」
「この線香花火がおちたら私も終わり」
「え?何言ってるんスか?」
黄瀬は驚き里奈を見つめた
「夏休みの間だけっていう約束だしね‥」
「そんなの嫌っス!里奈っちとずっと一緒にいたいっス!!」
黄瀬は線香花火が落ちない事を祈った
「未来からきた私が現代にきたら歴史は変わってしまう。だから消えるの。それにもう未来にはもどれないから‥」
「え‥戻れない?どうして‥」
黒子と赤司の線香花火は落ちた
「火神くんのも落ちそうですね」
「俺も落ちたのだよ」
「私のも‥落ちゃった‥」