第7章 星座占いと誠凛対秀徳
「高尾、11番(黒子)につけ」
秀徳の監督、中谷仁亮がマーク交代(チェンジ)を言い渡した
「黒子のマーク…?」
当然、誠凛は驚いた
ただでさえ、コートにいる事すら、忘れられる程の影の薄さだ
そんな黒子をマークする事なんて、不可能に近いからである
「(黒君のマークなんて、今までの人達がやっても、無理だったのに、
高尾くん、だっけ?彼、個人がつくって事は……)」
舞花は高尾を見た
すると、黒子に何か喋っていた
「どう思う?舞花ちゃん」
いきなりのマークチェンジに、不思議に思ったカントクは、舞花に話しかけた