第7章 星座占いと誠凛対秀徳
「緑間封じ?」
カントクは、何の事か分からず、舞花にたずねた
「はい。真太郎のシュートは、速攻を防ぐメリットがあります。
しかし、それは全員ではなく、残りはリバウンドに備えますが、その待つ時間がアダなんです。
真太郎が戻れると言うことは……」
「!。火神君も走れる時間がある!!」
その答えに、舞花は頷いた
「その火神君までパスするボール、超速攻カウンターが来るので、真太郎は打てないんです」
「成る程ね。確かにその手なら、いけるかも」
「いやいやいや。そんなんで、秀徳(ウチ)抑えられるとか思われちゃ、困るなー」
今現在、ボールは秀徳の高尾に
そのマークをしているのは、頭の中で視点を変える事で、コート全体を見渡す能力を持つ、鷲の目(イーグル・アイ)の伊月
伊月は、高尾をマークしていて、気付いた事がある
それは、高尾の動きである
そして、それが数分後、思い込みが確信へと繋がるのは、言う間でもない