第6章 王者、秀徳高校
それを聞いた誠凛は、弱音や諦めを見せている
そんな中、火神は
「ハッ、1日に2試合出来て…、両方強ーんなら、願ったり叶ったりじゃねーか!」
と、やる気らしい
「いや火神…、流石にこれは…ないって!そもそも、準決勝に勝てるかも、分かんないのに…」
「どんな強がりだよ……。なあ黒子!」
火神の強気に、飽きるチームメイトは、黒子に求める
「すいません。ボクもちょっと、ワクワクしちゃってるんですけど…」
どうやら、黒子もワクワクしてきたらしい
「はあ!?何、オマエも火神菌伝染(うつ)ったの!?」
「何だよ、火神菌って!?」
「それは嫌です」
「何か、否定の仕方もムカつくぞ。黒子テメー」
勝負に燃える火神のやる気は、火神菌と呼ばれた
その火神菌が、黒子にも、うつったらしい
「でも、逆境(ピンチ)ってちょっと…、燃えません?」
黒子の言葉に、みんな気持ちを切り替え、やる気になった
「良いこと言ーじゃん。好きよー、そーゆーの!!けどその前に、5回戦あんだからね!
もう一度気を引き締め直して、絶対勝つわよ!」
《おまけ》
「っしゃー、テンション上がってきた…。ちょっと練習して…」
「くんな!休めよ!!ストレッチとかにしといて!」
何処までも、バスケバカな火神であった