第6章 王者、秀徳高校
観客からは、驚きの声があがる
「着弾までの時間が、異常に長い…。こりゃ、精神的にもクるわね…」
そんな中で、日向は思った
「(確かにすげぇ…。けど、何だこの…違和感?
もしかしたら、緑間はまだ…、もっととんでもない力を隠してるんじゃ…!?)」
そして、試合は流れた
《試合終了ー!!》
秀徳153対錦佳21
秀徳の圧倒勝利と、幕を閉じた
「よーし、じゃあ帰…」
誠凛は、会場を後に
「…るな~!!!」
する訳もなく、カントクに止められた
それもそのハズ、予選の4回戦と最終日は、二試合ずつ行われるからだ
つまり、準決勝と決勝も、1日でやるのだ
表を見ていた火神が、ある事に気がついた
最終日、誠凛が当たるのは、準決勝で正邦、決勝で秀徳と、
北と東の二大王者と、戦うのだ