第6章 王者、秀徳高校
一方、試合は……
「ダメだ。中固めろ!外は、ある程度やられても、しょうがねぇ」
「"ある程度"しょうがない…?だから、オマエらはダメなのだ」
緑間は、構える
「外したとこ、見た事ない…?まさか、それって……」
「……火神君。さっき、真太郎の手に書く時、テーピング巻いてたでしょう?あれは…」
緑間の投げるボールは高く、普通にそんなので投げたら、距離感は掴めない
だが……
「オレは運命に従っている。そして、人事は尽くした。
だから、オレのシュートは、落ちん!」
緑間の高く投げたボールは、ゴールに入った
「あれは、シュートで重要な爪のケアの上に、テーピングをしたの。あれがあるから、フォームは決まる。逆に言えば……」
「緑間君は、フォームを崩されない限り、100%決めます」