第6章 王者、秀徳高校
試合は進み、
第2Q、残り4分まできた
点数は、秀徳38対錦佳8
30点差を広げ、王者秀徳が有利に
絶対的な得点源(スコアラー)のキャプテン、大坪を中心に、昨年は攻めて来ていた
しかし、今年は……
「今んとこ、5本中5本か。緑間は、随分調子良いみてーだな」
「そうなんですか?」
「さあ?そうなんじゃない?ね、火神君」
「いや、知んねーよ!つか、オマエらの方が、わかんだろが!」
同じ中学の舞花と黒子は、他のヤツらより、詳しいハズだ
しかし……
「さぁ…?彼が外したこと、ないんで…」
「!」