第6章 王者、秀徳高校
「まあ、火神くんは元気良すぎるけど。変わり者って言うなら、アンタもそうでしょう?真太郎」
「何!?」
「ブフオッ。いや~、言われちゃったなぁ。真ちゃん」
「うるさいのだよ。高尾」
緑間の背中をバシバシと叩く男の子――高尾は、大笑い
そして、高尾は珍しそうに、舞花を見た
「けど、真ちゃんが女子を名前で呼ぶのなんて珍しいな。君、真ちゃんの彼女?」
「違うわよ。コイツとは、ただの腐れ縁なの」
舞花は苦笑いしながら、答える
「お前、コイツと付き合ってんのか?」
事情を飲み込めない火神は、いまだ勘違いしていた
「違うわ、バカ!!……はぁ、仕方ないι良い?一度しか、言わないからね」
呆れた舞花は、火神に緑間との"関係"を教える事にした