第5章 リアカー男子は、No.1シューター!?
騒動も、ひとまず終結した
が、無茶をした黒子は、火神に怒られた
「…………」
「どう?誠凛(ウチ)のルーキーズは?」
その様子を見ていた黄瀬に、舞花は話しかけた
「……何か、昔のワンシーンを見てるみたいっス」
「同じ中学で、3年間やってきた仲間だからね」
まあ、火神くんは違うけど、と舞花は苦笑した
「……俺、白っちが、コッチ側の人間だと思ってたっス」
「涼太……」
「"あの人"と付き合ってたから、って事もあったんっスけどね」
あの人――……
帝光中に通う人なら、誰でも知っていた事
私と……
"アイツ"の事
「……………確かに、私も最近までは、そう思っていた」
帝光中バスケ部のスローガン、百戦百勝
勝つ事が全ての中学時代
けど―――……