第1章 誠凛入学
「…え?じゃあ、つまりコイツが!?"キセキの世代"の!?」
「まさか、レギュラーじゃ…」
「それはねーだろ。ねえ、黒子君」
「…?試合には、出てましたけど…」
「だよなー。…うん?」
「え?…え!?」
「え゛え゛え゛え゛~~!?」
「本当ですよ?彼、試合に出てました」
《信じらんねぇ~~!!!》
信じられないのも、無理ないだろう
明らかに、カゲが薄く、見た目もひょろっとした黒子が、ベンチ入り以上に、試合に出ていたのだ
しかも、超強豪で部員数が多い、帝光で
むしろ、ソレを信じろと言う方が難しい
しかし、それを決定打にしたのは、舞花の言葉だった