第5章 リアカー男子は、No.1シューター!?
「っのボケ、メソメソしてんじゃねーよ!!」
バキッ
「いでっ」
不意に、笠松が蹴り入る
「つーか、今まで負けた事ねーって方が、なめてんだよ!!シバくぞ!!」
……まあ、笠松なりの優しさと厳しさなのだろう
「そのスッカスカの辞書に、ちゃんと『リベンジ』って、単語追加しとけ!」
《整列!!100対98で、誠凛高校の勝ち!!》
「「「ありがとうございました!!!」」」
こうして、練習試合も幕を閉じた
海常チームは、誠凛のお見送りの為、玄関先まで来た
しかし、そこに黄瀬の姿が見えなかった
どうやら、顔を見せられないと言い、1人で頭を冷やしに行ったらしい
1人、頭を冷やしに行った黄瀬は、水を頭からかぶっていた
「オマエの双子座は、今日の運勢最悪だったのだが…、まさか負けるとは、思わなかったのだよ」
とそこに、声をかけてくる人物が、
「…見に来てたんスか」