第3章 練習試合・誠凛対海常
そうこうしている間に、TO(タイムアウト)が終了した
カントクは、黄瀬阻止を優先と指示した
しかし、海常レギュラーの存在、黒子のミスディレクションの事もあり、ジワジワと点数がひらいていった
「どう足掻いても、オレには勝てねぇスよ。ま…、現実は甘くないってことスよ」
黄瀬は、火神を冷たくあしらう
「くっ…」
火神は悔しがる
「クックック…、ハッハ…
ハハハハハ……!!」
と思っていたら、突然大笑いした
「……?」
「ワリーワリー、ちょっと嬉しくってさァ…。そーゆーこと、言ってくれる奴、久しぶりだったから」
「……!?」
「アメリカじゃ、それがフツーだったんだけどな」
「え!?アメリカいたの!?すげえっっ」
「日本(こっち)帰って、バスケから離れたのは、早トチりだったわ。ハリ出るぜ、マジで」
ニヤリと笑う火神
「やっぱ人生、挑戦(チャレンジ)してナンボじゃん」