第12章 決勝リーグ初戦相手、決定
才能が開花した青峰
だが、その一方
青峰は部活を休む事が、多くなった
それは、風邪などの体調不良ではなく、サボりであった
しかし、そんな青峰を黒子は、見捨てようとしなかった
「最近、青峰っち。ヤバくないっスか?あんなんだと、バスケ楽しくてしょーがないスよ。きっと!」
黄瀬、緑間、舞花が帰宅途中
黄瀬は青峰の成長を見て、思っていた
「確かに凄いけど…、だからこそ、アイツがバスケを休むのは、可笑しくない?」
舞花は疑問に思っていた
バスケ好きが、練習をサボるのは、可笑しな話だったからだ
「…………むしろ、逆な気がするのだよ」
そこで、先程まで黙っていた緑間が、ポツりと言った
「え?」
「は?何でっスか?」
「アイツは誰よりもバスケを好きであるが故に、誰よりも欲しているものがある」
そう、それは
自分と対等に勝負出来る
"好敵手(ライバル)"