第11章 光と光
「大方、火神君の事は、桃に聞いたんだろうけど……」
舞花は、ブツブツと言っているが、火神は聞こえなかった
「まー、何にせよ。名乗りもしねーで、相手しろとか、気にいらねーな」
「……白瀬が居るのは、予想しなかったが。オマエの気分とか、聞いてねーよ。やれっつったら、やるんだよ」
舞花は、嫌な予感がしていた
このまま何事もなければ良いのだが、何せ似た者同士の2人だ
ただでは、起きないだろう
「まー、名前ぐらいは、言ってやるよ。青峰大輝、だ」
「!!」
名前を聞いた瞬間、火神は直ぐ様反応した
以前、緑間から聞いた次の決勝リーグで当たる
「キセキの世代」の1人だからだ