第11章 光と光
次の日―――……
「先生、どうですか?」
「うーん、相変わらずっと言った所ですね」
「そうですか……」
今舞花は、病院にいる
定期に病院で診断を受ける事になっていた
何時もは、練習が休みの時を利用していたが、今回は医師の都合で、練習の日と重なってしまったのだ
「良いんですか?本当に、このままで」
「はい、自分で決めた事ですから」
「それなら、何も言いませんが」
医師はカルテに色々書きながら、舞花と会話していた
「そう言えば、何か良い事ありましたか?」
「え?」
「いやー、ね。最近、表情が生き生きして来たなって思ってさ。学校で良い事あった?」
突然の事で驚いたが、舞花はニコリと微笑んだ
「はい!とても大切で、楽しい事があるんです」
舞花は、そう自信を持ちながら、言った