第10章 3秒の勝敗と雨の電話
長く降り続いた雨も上がり、そろそろ帰る事になった
結局火神は、数多く頼んだお好み焼きの具を全部食べてしまった
その光景に、驚愕する緑間と黄瀬
「火神。1つ忠告してやるのだよ」
緑間も、そろそろ帰るようで、席を立つ
その際、火神に忠告した
「東京にいるキセキの世代は、2人。オレともう1人は、青峰大輝と言う男だ。決勝リーグで、当たるだろう」
決勝リーグ――つまり、誠凛を除く3校の何処かに、必ずいる
そして、その青峰大輝と言う男は、
「そして、奴はオマエと同種の選手(プレイヤー)だ」
そう、青峰は火神と同じPF(パワーフォワード)
対決になるのは、遅かれ早かれ分かる事だ
「はあ?よく分かんねーけど…、とりあえず、そいつも相当強ぇんだろ?」
火神は黒子を見ながら、確認する